誰でもわかる「人を動かす」D・カーネギーの本をかんたん要約

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「人を動かす」は80年以上読み継がれ日本で500万部、世界で1500万部以上を売り上げているベストセラー本です。人間関係の分野では、現代の古典とも呼ぶべき位置を占め、万人必読です。

筆者はデール・カーネギーで、1888年アメリカのミズーリ州に生まれ、州立学芸大学を卒業後、雑誌記者・俳優・セールスマンなど雑多な職業を経てYMCA弁論術担当者となり、D・カーネギー財団を設立。人間関係の先駆者として名声を博す。(よく鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーと混同されるが別人です。)

この本で語られる「人を動かす三原則」「人に好かれる六原則」「人を説得する十二原則」「人を変える九原則」の4本柱で成り立っており、おまけとして「幸福な家庭を作る7原則」が語られています。

目次だけでも十分学びがある内容です。

「人を動かす」というよりも原題の[How to win friends and inflluence people]の方がしっくりします。

読んだことのある方は復習がてら、読んだ事のない方には読むきっかけ作りになれればと思います。

3分で読めます。

 

今回、当ページでは見出しとまとめの原則を紹介しながら、今日からできるアクションプランを提案していきます。

いろいろな考え方もあると思いますが、こんな考えもあるんだと考えてもらえれば幸いです。

タイトル・まとめ・アクションプランの順で表記していきます、それではいきましょう。

[outline]

 

目次

人を動かす三原則

1.盗人にも五分の理を認める

批判も非難もしない、苦情も言わない

批判するな!相手に興味を持て!

2.重要感を持たせる

率直で誠実な評価を与える

褒める事で承認欲求を満たしてやれ!

3.人の立場に身を置く

強い欲求を起こさせる

自分のメリットよりも、相手のメリットを考えろ!

 

人に好かれる六原則

1.誠実な関心を寄せる

相手は自分に関心を寄せる者に関心を寄せるぞ!相手に興味を持て!

2.笑顔を忘れない

笑顔で接する

相手は自分を写す鏡だ!笑顔で接すれば笑顔で返ってくる!

3.名前を覚える

名前は当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばである事を忘れない。

相手に大多数の中の1人ではないと思わせろ!

4.聞き手にまわる

相手の話を聞く、とにかく聞く!相手に興味を持ってしゃべらせろ!

5.関心のありかを見抜く

相手の関心を見抜いて話題にする

相手の話したい話をしろ!自分がこうしたいではない、相手の好きなものを考えろ!

6.心からほめる

重要感を与える–誠意を込めて

小さなことでも見つけて褒めろ!

人を説得する十二原則

1.議論を避ける

議論に勝つ方法唯一の方法として議論を避ける

議論するな!議論で論破しても相手は心から従わないぞ!

2.誤りを指摘しない

相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない

注意の仕方を工夫しろ!相手の自尊心は絶対に傷つけるな!

3.誤りを認める

自分の誤りをただちに快く認める

即謝罪!即修正!

4.おだやかに話す

感情的になるな!いくら正しくても相手は感情的な者の話になど聞かないぞ!

 

5.”イエス”と答えられる問題を選ぶ

意見の異なる時は、同じ意見になる場所まで引き返せ!そこから一緒に進んで行け!

6.しゃべらせる

相手にしゃべらせる

相手を説得したければ相手にしゃべらせろ!

7.思いつかせる

相手に思いつかせる

会話でヒントを与えろ!相手に「自分が思いついた」と思わせろ!

8.人の身になる

相手の立場に立って物事を考えろ!

9.同情を持つ

相手の考えや希望に対して同情を持つ

相手は同情されたがっている、「あなたの思う事は私もそう思う」と最初に言うのだ!

10.美しい心情に呼びかける

人の良心に訴えかけろ!相手を「間違ったことはしない人物だ」と言って接しろ!

11.演出を考える

相手の興味を引くような演出を考えろ!

12.対抗意識を刺激する

対抗心を刺激してやる気を出させろ!

人を変える九原則

1.まずほめる

褒めろ!その後に注意しろ!

2.遠まわしに注意を与える

直接非難するより効果がある事を忘れるな!

3.自分のあやまちを話す

まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与えろ!

4.命令をしない

命令せず、意見を求める

命令するな!意見を求めるんだ!

5.顔をつぶさない

顔を立てる

相手が間違っていても、すぐに口に出すな!

6.わずかなことでもほめる

わずかな事でも、全て惜しみなく、心から褒める

褒めろ!興味をもって見つけるんだ!

7.期待をかける

相手のいい話を周りの者に話せ!

8.激励する

激励して、能力に自信を持たせる

相手に「自分の能力が高い」と思いこませろ!

9.喜んで協力させる

責任感を持たせる依頼をしろ!

幸福な家庭を作る7原則(おまけ)

1.口やかましく言わない
2.長所を認める
3.あら探しをしない
4.ほめる
5.ささやかな心づくしを怠らない
6.礼儀を守る
7.正しい性の知識を持つ

最期に

合わせて読みたい「かんたん要約」シリーズ

沈黙のWebライティング
人を操る禁断の文章術
嫌われる勇気
人を動かす
影響力の武器

 

この本で語られる内容は重複している項目もたくさんあり、要約すると「人を動かす原則」はたったの3つだけです。

批判するな、褒めろ!
相手に興味を持って!承認欲求を刺激しろ!
自分のメリットよりも、相手にメリットを示せ!

(おまけで、笑顔で接しろ!)

わかっているのと出来るのは大きく違う。このたったの3つの事が、ほとんどの人が出来てない為に繰り返し実例を出しながら語られています。翻訳本にありがちな読みにくさもありますが、読んだことのない人は、ぜひ一読をオススメします。

さらに深堀すると「褒めろ!」のひとつでいいかもしれません。アドラーの言う事とは違うかもしれませんが、詳しい考察はアドラーの回(嫌われる勇気)にしたいと思います。

 

 

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