誰でもわかる「ネットで女性に売る」かんたん要約

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2017年に谷本理恵子著で発行された「ネットで女性に売る」を、表紙の「数字を挙げる文章と基本原則」、「小さな会社でも実践できる!売上を伸ばすノウハウ」に引かれて購入。

著者はタイトルの「ネットで女性に売る」と言いながらも、草食系男子や肉食系女子と言われるように、男女差は切り口に過ぎないと言います。

「ネットで女性に売る」は男性向けでも女性向けでもある、「マーケティングの本質」が語られています。

twitterでの口コミを見てみましょう

 

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目次

ネットで女性に売る:⓪シンデレラに物を買わせるには?

ネットで女性に売る:商品を待っている

理論では説明しにくい女性独特の感覚がある

・女性に響く見せ方や書き方を追求していくと、男女で異なる常識がある。

・女性特有のリアルな購買心理を言語化して示していくと、誰もが知っている「シンデレラ」の世界だった。

女ゴコロはよくわからない

・「本来の自分を取り戻す」このシンデレラが抱いている気持ちを活用する。

・女性はサービスや商品を「本来の自分を取り戻す魔法」のように感じている。

ネットで女性に売る:①女性が見たいもの、見たくないもの

ネットで女性に売る:欠乏感を解決してくれる魔法

男と女では違う

・男女間には購買行動に違いがある。
世の中の商品やサービスは女性向けのものが多く、女心を鷲掴みにすることがビジネスチャンスを広げる鍵に繋がる。

・男と女では現実の認識が違う。男女の求めるものはそれぞれ、男性はヒーロー、女性はお姫様。

・女性には本来あるべき姿を取り戻す魔法が響く。「もともと持っているものが目覚める」という微妙なニュアンスで売り上げも変わる。

・女性はそもそも悩んでない。「悩んでいるから、解決したいハズ」は思い込みで、自分では自覚していない「本音」がある。

女性を衝動買いに駆り立てるものとは?

・常にある「欠乏感」が衝動買いをさせるので、一瞬で全てを解決してくれる商品に出会うと買わないという選択肢がなくなる。

・「本来自分」を簡単に手間なく実現してくれる「夢のアイテム」との運命の出会いを演出する。

・理想の自分を本来の自分と考えているので、現実を突きつけず何となくイメージさせるだけでよい。

ネットで女性に売る:②シンデレラが憧れる世界を作る

考える前の無意識に訴える。

ネットで女性に売る:色に対するイメージ

それぞれの色には一般的なイメージがある。何となく嫌と思われないように、色やデザインを自分好みで決めない。

写真や映像で五感に訴える

・理想の女性は金髪女性?
女性が無意識に抱く完璧な理想像を見せる。

・人が写った写真は風景写真よりも注目度が高い。見る側は写真の人物の視線の先を追うものを意識して、写真の配置や構図・ポーズはそれでベストかを常に考える。

・雑誌の世界観をお手本にして、お客様の生活で好む世界観を真似ると受け入れてもらいやすい。

・芸術性よりも売るためのデザインが必要。
目線が止まる場所に見せたいものを配置して、欲しくなるように視線を誘導する。

・一貫性を欠くと逆効果
ディズニーランドが夢の国であり続ける理由は?「夢の世界」にはトーンの違うものを混ぜてはいけない。

読まれなければ意味がない

・読みやすさ、見やすさが第一条件。

スマホの高速スクロールで読み飛ばしは当たり前、急いでいても印象に残るように工夫する。

読んでもらえなければ、お客様と出会ったチャンスは無駄になる。

・兎にも角にも迷わせない
お客様が買いたいタイミングで、購入ボタンがないと離脱してしまうので、購入ボタンはお客様が「欲しい」と思うすべての場所に設置する。

・シェアしやすい見せ方にする
おしゃべり好きな女性の為に、思わず誰かに話したくなるような「見せ方」にする。
口コミに勝る宣伝はない。

ネットで女性に売る:③女性をトリコにする文章の秘密

ネットで女性に売る:オノマトペの持つイメージ

知りたいのは専門知識だけではない

・売り手目線の専門バカの説明ではお客様には響かないので注意。
お客様にとって「なにがいいのか?」「どんな事に役立つのか?」お客様の目線で、お客様の言葉に翻訳する。

・擬音語・議題語が女性に響く
擬音語・擬態語を使って一瞬で疑似体験させると、お客様は欲しくなる。
お客様も気づいていない「本当の気持ち」を言葉にする。

「たった一人」に向けた文章を書く

・万人向けの文章では売れない
ネット上では一方通行の説明しかできないが、たった一人に向けた文章は伝わる力が強い。
たった一人に向けたものが、多くの人の心を動かす。

・画面の先の人を忘れがちになることなく、顔が見えるような接客を演出する。

・言い換えたら伝わらない
男性にはスペック、女性にはイメージ。
女性にとっては機能が備わっているのは当たり前。日常の場面で具体的に役立つシーンをお客様の言葉で表現する。

「不安」があっては買ってくれない

・口コミの「良かった」の声が安心や信頼につながる。

・女性に数字は響かないは嘘。直感的な「欲しい!」を身近な数字を使って後押しする。

・固過ぎず・崩し過ぎないほどよい親しみを持ってもらう文体で書く。
少し年上の先輩やママ友と話す口調で「私とあなた」から「私たち」という仲間意識を感じてもらえるように。

ネットで女性に売る:④魔法がとけると買ってもらえない

ネットで女性に売る:魔法が解けると買ってくれない

感動を設計して行動まで誘導する

・物やサービスが勝手に売れる事はない。
買ってもらう為にはまず感情を動かす、お客様は理屈を後付けで考える。

・女性を現実に引き戻さない
女性はスイッチがオフに変わると二度とオンにならないので、夢が壊れないように理想のワンシーンだけ見せる。
シンデレラの後日談なんて見たくない。

・全てを解決する魔法がない事は気づいているが、それでも夢を買うことは楽しい。
デメリットは、お客様が「受け入れやすい表現」で伝える。

・お客様が迷うポイントを残さないように、最適解を案内し、不安は全て解決する。

女性のお客様に押し売りはNG

・お客様の心の奥底にある「本当の欲求を掴む」
男女では本質的な欲求が違うので、女性には「勝ちたい」「モテたい」といった男性には響く欲求も響きにくい。

ネットで女性に売る:価値が上がると価格が下がる

・女性はときめいて購入する商品に自分を投影するので、「商品の価値」=「自分の価値」と考える。
その為、特典が多すぎる商品や、安すぎる商品は自分の価値を下げてしまう事になる。
女性のお客様に特典をつけるなら「あなただけ」という特別扱いに弱い。

ネットで女性に売る:⑤買い物はいつでもどこでも楽しい

リピートの仕組みをまず先に作ろう

・お客様が買った事をすっかり忘れてしまい限界点は21日と言われています。
忘れられる前に(21日以内に)、もう一度買ってもらえる施策を考える。

・定期購入や関連商品の購入を促して、お客様との関係を構築していくことで、繰り返し買ってもらいファンになってもらう。

・購入後のフォローの仕組みを作る
買った後「使っていない」人は案外多いので、使用を促すだけでリピート率は上がる。

すぐに行動してもらう理由を作る

定期的に接触をもち「選択肢」に入り続ける為に、口実を作ってアプローチする。

お客様の誕生月だから 新商品が入荷したから
夏だから 冬だから
雨だから 決算月だから
クリスマスだから お正月だから

お客様を不愉快にさせるものでなければ何でもOK!

ネットで女性に売る:今すぐ買う理由を用意する

今買わないといけない言い訳をたくさん用意するほど、売れる。

ネットで女性に売る:最期に

どんなに良い商品でも、知られてないないなら存在しないのと同じなのでキチンと伝える努力をする必要があります。

あなたが売る事を躊躇していては、お客様はあなたが特効薬を持っていることを知りません。本当に良い商品やサービスを持っているなら、堂々と案内しましょう。

小さなテストの積み重ねで、誰だって売れるようになります。

かなりの駆け足で紹介しました。

マーキングや図解もありとても読みやすく、隙間時間でも読みやすいように書かれていますので、ぜひ一度手に取ってみて下さい。

誰でもわかる本の要約シリーズはコチラから

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