年々様変わりしてく中で、賃貸に住む人たちのお部屋の確認事項も変化する。
キッチンは2口がいいな・コンセントの位置は・日当たりはどうかな・セキュリティは・・・etc
譲れない設備やこれはあった方がいいなという事は確認するが、いざ住んでみると「えっ、そうだったんだ」と思うことはないだろうか。

細かいことまで、確認しておいたほうがいいことをお伝えします。
水道は局検針? or 管理会社検針?
水道の請求は水道局からくると思っている人が多いと思うが、
実は水道検針を管理会社で行い、
2か月に1度管理会社より請求されるマンションがある。
基本的には水道局の計算方法にて算出されるので金額は変わらない。
しかし、マンション建築時に一括検針での水道メーターになっている場合は金額が異なる。
管理会社にてメーターを検針し、按分にて請求するので使用量が少なくても金額が高くなる時がある。
なので、内見の時に管理会社検針か局検針かを営業マンに確認することをおすすめする。
ガスは局検針? or プロパン?
最近はオール電化のマンションが多くなっているので、ガスの確認を怠る人が増えてきている。
入居し料理をつくる段階になって、コンロがガスで、調理器具が使えないとクレームされても困る・・・。
「聞いてないよ」と言われ、「確認を怠ったのはあなたでしょう」と思ってしまうが、持ってきた器具が使えないのはやはり申し訳ない。
なので、内見時にはコンロが電気かガス、どちらなのか確認しましょう!
またガスの場合、それが都市ガスかプロパンかの確認をしてください。
都市ガスならば、局が検針を行い、1か月に1度請求がくるので問題はない。
しかし、プロパンの場合はおそらく1か月に1度、プロパンの交換作業が発生する。
プロパンは使用量に関係なく交換されるので、あまり使用していない時でもその作業があるのだ。
そして、もう一つプロパンガスは都市ガスよりも割高だ。
プロパンガスの業者が金額を設定しているので、入っている業者さんにより金額が異なるのだ。

日中ずっと使用していたわけではなく、朝晩の使用だったのだが、その月の請求額は2万円を超えていた為、
こんなに高いのならプロパンが嫌だと言われお部屋を解約されたこともある。
ネット環境はどうなっているのか?
少し前なら入居してからプロバイダと契約するという流れだったのだが、最近ではwifiを導入しているマンションが増えてきているので、パスワードを入力すれば使用できる。
無料なのか使用料が発生するのかの確認、そして金額確認をお忘れなく!
wifiがない場合は、ご自身での契約が必要となるが、マンションにどこの会社の線がきているかの確認が必要です。
例えば、
NTTの回線がマンションにつながっている場合、NTTのプランならば回線の引き込み作業なく契約ができるが、
NTT以外のところで契約するならば、業者さんによる現地調査を行い、回線の引き込み作業から始めなくてはならない為、結構な手間がかかる。
事前にどこの回線が使用できるかの確認をしていれば、早めに工事日程などの計画をたてられるので、
スムーズにネットのある生活をすすめられると思う。

wifi環境が生活の中で当たり前のようになっているので、「契約をしないとお部屋でwifiはつながりません」とアナウンスしても、
話が通じないことがしばしば・・・
プロバイダーとの契約が必要ということを知らない方が多くなっています。
お店にはいってもレストランにはいってもカフェにはいっても、wifiがあるのが普通の環境の中では致し方ないことなのかもしれません。
ネットはいまや生活の中で当たり前の必要不可欠なものですが、忘れがちになるものなので、内見時に確認しておいたほうがいいでしょう。


既製品のカーテンを取り付けられるか?
引っ越ししたその日に必ず必要なものは【カーテン】だと私は思う。
カーテンがなければ外の目が気になり着替えをすることができず、夜は明かりを灯すこともできず、生活するのに不便だからだ。
一軒家を購入あるいは分譲を購入し、ずっとそこに住むというならば、規格外のカーテンでもオーダーする楽しみもあると思うが、賃貸の部屋でオーダーメイドのカーテンをつけるのはもったいない気がしてしまう。
なので、既製品のカーテンがつけれるカーテンレールが必要になる。
できれば内見時にメジャーを持っていき、カーテンのつける際に必要な幅・丈を測っておくのがベスト。
窓のタイプ(腰窓・はきだし窓・出窓など)により測り方がちがうので、営業マンの方に聞いてみるのもいいと思う。
たまに、カーテンレールがついていないお部屋もあるので、窓枠にカーテンレールがあるかないかの確認はしておいたほうがいいと思う。
更新料があるか? 短期解約違約金があるか?などの契約事項
忘れがちとはちょっと違うが、契約書を作成するときに確認しておいたほうがいい事項がある。
「部屋が決まったー」と安心し、話を聞き流していては、解約するときに困ったことになることがしばしば・・・。
2年毎に部屋の更新があるが、その時に更新料が発生するか発生しないかの確認をしたほうがいい。
更新料は通常は賃料の1カ月分かかるので、結構な出費になる。
また、入居してから1年以内または2年以内に解約した場合、短期解約違約金なるものが発生することがある。
この違約金も賃料の1カ月分の金額となるので、解約するときに結構な出費だ。
「聞いていない」「知らない」と言われるが、契約書に記載している以上請求対象になる。
聞いていないと言われても支払いをお願いするのだが、初耳の入居者さんに金額を伝えても不機嫌になり怒鳴られることもあり、困ります。
「聞いていない」「知らない」と言われても、契約書に記載があり、自身の署名・押印がある以上言い逃れはできない。
嫌な気持ちにならない為にも、契約書にサインする前には、内容を確認し情報のすり合わせをすることをおすすめします。
まとめ
他にもある、確認事項
内見前には | 部屋内の確認事項 | 部屋の外の確認事項 |
駅から徒歩○○分 | 間取り | ポスト |
街の雰囲気 | 日当たり | ゴミ捨て場 |
コンビニ・スーパ | 内装の汚れ | 駐車場・駐輪場 |
病院・薬局 | 収納 | オートロックの有無 |
などなど | 洗濯機置き場 | エレベーター |
照明やエアコンの有無 | ||
シャワーの水圧 | ||
ベランダ | ||
騒音 |

・水道は局検針? or 管理会社検針?
・ガスは局検針? or プロパン?
・ネット環境はどうなっているのか?
・既製品のカーテンを取り付けられるか?
・更新料があるか? 短期解約違約金があるか?などの契約事項
せっかくの新生活、あとあと「失敗したな~」と思わないようにしっかりと確認しましょう。